「天理わっしょい」より「アゲアゲホイホイ」を!甲子園で『勝てる応援』の条件とは?

夏の高校野球。甲子園。

最終回裏、最後の攻撃を後押しするここぞという場面の応援

そこで何の曲を選択するか。ということは重要なテーマです

 

近年の甲子園での「ここぞの応援」では

「観客をいかに巻き込むか」

ということがポイントになりつつあります。

 

1000人の応援団の声援を観客を巻き込んで40,000人に増やすことができればそのパワーは凄まじいものになります

 

その「成功例」といえるのが、2016年夏の東邦vs八戸学院光星の一戦


高校野球2016夏 東邦vs八戸学院光星 九回裏 サヨナラ ノーカット

応援団は「ロッテチャンステーマ3」をチョイスし、タオルを回して声援を送りました。

すると、内外野の観客もタオルを回して東邦を後押し。

光星の選手が「全員が敵かと思った」と語るほどの一体感を生み出し、東邦は劇的な逆転サヨナラを収めました。

 

また、2017年夏 中京大中京vs広陵 でも最終回裏に中京大中京が反撃を見せ

応援団は「アゲアゲホイホイ」(正式名称:サンバデジャネイロ)を選択。観客が手拍子で合わせ、圧倒する雰囲気を生みました。

 

しかし、そんな甲子園の観客にも「ノれる限界」というのはあります。

 

例えば「天理わっしょい」

重厚感のある低音に合わせて『わっしょい!』と叫ぶ伝統ある応援ですが、テンポが遅いので手拍子は合わせづらい。『わっしょい』と叫ぶのは気恥ずかしい

観客も『どんな曲でもノれる』というわけではありません

 

 

【追い上げたときの甲子園の観客の特徴】 

・手拍子まではノってくれる

・タオル回しまでは付き合ってくれる

・声は出してくれない

 

しかし、巻き込み応援の鉄板となりつつあった「タオル回し」が正式に禁止された今

 

「手拍子の合わせやすいテンポの曲」

こそが、観客を巻き込める甲子園で『勝てる応援』であるといえます。

 

 

個人的なオススメはやはり

『アゲアゲホイホイ』


【高校野球応援】 北海高校 アゲアゲホイホイ 【全校応援版】

これが今後の「巻き込み応援」の定番となるかもしれません。