【優勝目前】マツダスタジアムのグラウンドに飛び降りる方法の考察

 自分は幸運にも、先日の黒田200勝の瞬間に、真っ赤に染まったライトスタンドで立ち会うことができた。

 

 9回表、200勝まであと1イニングという時点で通路に警備員が配置され、観客の動きを注視していた。

 興奮してグラウンドになだれ込もうとしたファンを止めるための役割なのだろう。

 

 結局200勝の瞬間にグラウンドに降りるファンはいなかったが、折角なのでカープが優勝した瞬間にグラウンドに飛び降りる方法」を考察していこうと思う。

 

 まず「フェンス」の問題だが、マツダスタジアムの外野フェンスの低さは12球団有数で、フェンスの頂点が大体顔のあたりに来る高さである。

 時々フェンスによじ登ってフェンス際の打球を見ようとするファンもいることから、フェンスを越えること自体はそう難しいことではないように思える。

 

 次に「警備員」に関する話だが、9回表が始まる前に、通路の一番下(グラウンド寄りの位置)でフェンスに背を向けて観客のほうを向いた形でスタンバイし、これが3ブロックおきに配置されていた。

 おそらく優勝決定戦にでもなると、これが1ブロックに1人の警備が割り当てられるであろうから「優勝した瞬間に通路を駆け下りグラウンドへ」というのは非常に難易度が高くなる

 可能性があるとしたらグラウンドに面した最前列、もしくはその後ろの2段目3段目に座り、そのまま目の前のフェンスを越えてグラウンドへ・・・というのが数少ない確実な方法ではないだろうか。

 

 結果として座席によって難易度は変わるということだが、ファン全員で行ってしまえばそう難しいことでないのである。

 

 ここまで言っておいて難ではあるが

「グラウンドに降りる行為自体」は決して褒められたものではない

しかし、これはあくまで『死球後の乱闘』と同じのようなもので、頭では分かっているが思わす体が動いてしまう種のものである。

 

 優勝の瞬間、ファンがどのような形で選手と喜びを分かち合うのか。

 優勝を決めた投手がマウンドで大ジャンプをして捕手に抱き着くように、ファンも思わずグラウンドに飛び降りてしまっても仕方がない(のかもしれない)。

 

【追記】

2016年9月6日の中国新聞で「グラウンドに降りる観客を静止するため通常80人の警備員を増員する」との記事